タクティール・ケア
2007年9月30日
今日の夕方の6チャンのテレビ、夢の扉を途中から見たのだが、そこで紹介されていたのが、スウェーデンの介護施設で実践されている緩和ケアの手法である、タクティール(タッチの意)・ケアのことだった。友人の親御さんの介護のことは、「さくらのスペース」で読んで、その大変さを知るにつけ、自分の親や、自分自身の将来のことを考えてしまうので、興味を持った。
一時、ホスピスと言う言葉がはやったが、今はどちらかというと、緩和ケアのほうが良く使われるようになったそうだ。
その手法の一つとして、特に認知症の方々の不安感を抑えるのに、非常に効果があるという。簡単に言えば、スキンシップに基づく療法だが、マッサージと違って、力を入れずに、一定のなで方、皮膚を軽く刺激すると、脳のオキシトシン・ホルモンが分泌され、人との信頼感が増幅されるのだそうだ。皮膚は神経と発生経路が共通で、非常に繋がりがあると、聞いたことがあるから理にかなっていると思う。
実際にはオリーブオイルを少量使って、手や足や背中を、やさしく一定のやり方でなでるだけだが、認知症で興奮状態の人に急にやっても逆効果で、少し落ち着いてから、行ったほうが、効果があるそうだ。週1回程度でも認知症の改善に役立っているそうだ。
今、オキシトシンのことをネットで調べたが、なんと、出産の際の子宮の収縮や授乳の時のおっぱいの分泌を促進するホルモンでもあり、母性本能を育てる役割や、母子の絆を深めるホルモンでもあるそうだ。
さらに、ペット療法も認知症治療に取り入れられているが、人が動物をなでることによっても、オキシトシンが増えて、安心感が広がるとのこと。
オキシトシン・ペプチドを、鼻粘膜に噴霧する実験では、簡単に人を信用して、投資のお金を預けてしまったという実験もあるそうだ。まさに信頼関係のホルモンらしいのだ。それがやさしく触ることで分泌が促されると言うのだ。以前からスキンシップが親子関係にも夫婦関係にも大切と言われてきたが、こういう訳だったのか!
タクティール・ケアの手法を私も学びたくなって、日本スウェーデン福祉研究所のホームページを見てみたが、介護職の人向けが多く、現在一般向けの講習はなかったが、東京YWCAでも扱っているようだ。2日間で63000円は高いが、受ける価値はあるかもしれない。ただしこれも介護に従事している人向けだった。一般向けは今は終了してしまったらしい。
自分で、自分をなでなでしても自分を安心させることが出来るかしら?安眠にも効果があるというのだが。早速ちょっとやってみようか。そう言えば、父が母にゴルフの後など、「あんよが痛い」となでなでしてもらっていたっけ。
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